商品開発は一般に、企画、デザイン、設計、試作・評価、量産というプロセスで進行します。最初にお客さまの考えるコンセプトがあり、そのコンセプトを形にするとどうなるのか、目に見えるようデザイン画をおこします。デザインが決定したら、そのデザインにあった外装や構造物の設計を行います。次に、実際に動かせる試作品をつくります。製品化にあたっての問題がないか様々な評価を行ったのちに量産、というのが大まかな流れとなります。
メーカーの中にはこれらの機能を内部に持ち合わせていることもありますが、多く の企業では、部品や試作品、金型は外部のサプライヤーに業務委託しています。また、最近では、サービス業などの非メーカーでも、独自のサービス提供で差別化を図るための商品を自社開発し、少量生産するケースが増えています。このような開発の現場を、私たちアークのように独自のノウハウをもった会社がサポートすることを「開発支援」と呼んでいます。お客さまの開発テーマやアイデアをいかにして具現化するか──それがアークの考える開発支援サービスです。
アークのパッケージソリューションは、これら複数のプロセスに関わる独自のノウハウを組み合わせて、ワンストップで提供する開発支援および受託サービスです。例えば、試作品だけをつくったり、量産だけを請け負う会社は数多くありますが、企画から量産までを一手に担える会社はそれほど多くないはずです。創業以来70年余にわたってノウハウと技術を蓄積し、開発の現場を知り尽くしているアークなら、お客さまが実現したい商品の開発をワンストップでサポートし、市場の半歩先を行くイノベーションをご提供することができます。
アークのパッケージソリューションのメリットは、ひと言でいうと「最適開発」です。単なるモノやデータの組み合わせではなく、開発全体をトータルマネジメントすることにより、品質、納期、予算の最適化を図ることができます。
図のように、A、B、Cの3つのプロセスがあるとして、Bだけを外部委託した場合、受託した会社は前後のプロセスが見えないため、指示通りの作業しかできません。しかし、アークのパッケージソリューションなら、A、B、Cのすべての工程を見渡しながらマネジメントできるので、例えば、BとCおよび開発全体の期間・コストを圧縮することを目的として、Aのプロセスの作業を見直すといったご提案か可能です。これにより、高品質を保ちながら、短納期や低コストに貢献することができるのです。
開発の現場は、それぞれのプロセスのスペシャリストだけでは成立しません。それは、プロセス横断的で総合的な工程管理ができないことが多いからです。そこで、アークでは、プロジェクトマネージャー制を導入。PMP(Project Management Professional)に代表される第三者機関の認証資格を取得したプロジェクトマネージャーが、プロセス全体を一元的に管理し、お客さまの最適開発をご支援しています。
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