医療・ヘルスケア

少子高齢化を背景に、医療・介護スタッフの人員不足など多くの課題が表面化するなか、AI、IoT、ビッグデータ、センサーなどのデジタル技術を用いた新たなサービスの創出が期待されています。また、ヘルスケア全般に目を向けると、従来の医療機器メーカー以外の、異業種を含む多彩な事業者の参入が目を引くようになり、人々の健康志向の観点からもヘルスケア産業の一層の活性化が求められています。
アークはこの分野において、医療・ヘルスケア機器のデザインモデルやワーキングモデルの製作、部品供給などで開発支援を行っています。海外では、キャスティング(注型)・3DプリンティングによるCTスキャナーや遠隔手術機器、美容機器などの外装や骨格・臓の標本などの開発実績もあります。医療機器は開発が長期に及ぶことが多いため、工数確保のためにもアークがお手伝いできることは少なくないと考えています。また、少量生産を得意とするアークとの親和性も高く、お客さまの細かなニーズにもお応えできると確信しています。
介護分野ではロボティクスの進展がめざましく、アークでも、株式会社FUJI様の在宅介護用ロボットや、株式会社ジェイテクト様の自立推進トレーニングロボットなどのデザイン・設計・試作のお手伝いをさせていただいています。人の暮らしに調和する温かみのあるデザイン、そして何よりも安全性や強度が重要な介護製品だからこそ、アークの開発能力がお役立ていただけたものと自負しています。

実績紹介

少量生産事例:ハイエンド測定機「S lynx」の外装部品を注型工法にて製作。
SENSOFAR社はスペインにある計測機器と医療機器のリーディングカンパニーです。ARRKは15年以上サポートしてきました。
量産化設計をサポート:介護向けパワーアシストスーツ 軽量化モデル
株式会社ジェイテクト様よりご依頼いただいた、介護作業での腰の負担を軽減する軽量型パワーアシストスーツ「J-PAS fleairy」。アークでは量産化設計をお手伝いさせていただきました。動きを検知してアシスト力を調整、しっかりとしたアシスト感を提供します。ベルト巻き上げ式の軽量化モデルです。
外装デザインと試作:在宅介護における「4つの負担」の解決を実現する 移乗サポートロボット 「Hug L1」
株式会社FUJI様の移乗サポートロボットの外装デザインを担当させていただきました。コンセプトをもとにアイデアスケッチを展開し、カラーリングの提案も行いました。アークの得意とする3DCGモデリングを行い、注型で樹脂カバーも試作しております。デザインから試作(必要であれば少量生産まで)をワンストップでご希望であればアークにお任せください。
リニューアルデザインから設計・試作・量産化までトータルサポート:パワーアシストスーツ「J-PAS LUMBUS」
ジェイテクト様が電動パワーステアリングで培った制御技術を活かし、人の動きと調和可能な機構を加えて、様々な作業への適応が可能になりました。軽量化やユニークな機構が生み出す課題にお客様とアイデアを共有しながら試行錯誤を繰り返し、実現に至りました。
トレーニングロボットのデザイン・設計・試作のお手伝い:歩行能力の改善と健康寿命を延ばすことを目的とした自立推進トレーニングロボット「J-Walker テクテック」
自動車部品の大手メーカーである株式会社ジェイテクト様だからこそできる、安全性や強度が重要な介護製品。現物、現実に基づいた設計をお客様から学ばせて頂き、材料の評価試験からスタート評価・解析を重ねました。
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