株式会社FUJI 様

デザイン真空注型ロボティクス医療・ヘルスケア

移乗サポートロボット「Hug」で介護の負担を軽減します

1959年に設立された株式会社FUJI様は、ものづくりの世界で常に革新を続け、進化してきました。工作機械のメーカとしてビジネスを始め、現在ではロボット分野への進出も果たされております。今回、お客様が開発する多様なロボットの中から「Hug」という移乗支援ロボットを紹介いたします。

「Hug」は介護の現場において、ベッドから車椅子への移動、車椅子からお手洗いへの移動など、従来の方法では介護する側にとっても、される側にとっても、身体的な負担の大きかった「移動」をサポートするロボットです。アークではその「Hug L1」のデザインをお手伝いさせていただきました。

在宅介護向けモデル「Hug L1」

従来モデルは金属カバーでできており、介護施設やリハビリセンター向けに開発されていました。昨今における在宅介護の増加は社会課題となっているため、自宅でも介護をスムーズに行えるよう、従来モデルの「Hug」を一般家庭用に改良することになったそうです。自宅でも快適に使えるというコンセプトを掲げ、在宅介護に最適な新モデル「Hug L1」の開発が始まりました。

FUJI様のアイデアを実現するため、アークは次のようなチャレンジをしました。
– 従来モデルを活かしながらも、金属カバーを樹脂に換えて、在宅ケアに最適なデザインにする。
– FUJI様の考える生産工法、コストを実現するためにDFMによるデザインを行う。

ARRKのワンストップサポート「パッケージソリューション」

FUJI様からご連絡をいただきARRKが提供したのは、実現したい商品の開発をワンストップでサポートする「パッケージソリューション」。デザイン段階では、お客様のご要望をじっくりと伺い、それに合わせたコンセプトデザインを提案しました。丸みを帯びたデザインや、直線的なデザインなど、様々なデザインを描き出し選択肢を提供することで、FUJI様のご要望に合ったデザインに近づけることができました。

Round ver.

Straight ver.

製品のイメージを明確にするため、3Dデータ、レンダリングを作成。このサービスによって、新たに作成する樹脂部品が問題なく「Hug L1」の本体と組み付けられるか、完成形がどのような見た目になるか、をお客様にご確認いただくことができました。

ミニマム化の要望に応え構造物に合わせたモデリング

また、ARRKのデザインチームは、カラー選定の段階においても、お客様へ選択肢を提供しております。フィニッシング(塗装や研磨)はアークの得意とするサービスのひとつでもあり、高評価をいただいている部分ですが、今回の「Hug L1」でもカラーバリエーションを豊富に用意させていただきました。全体的な色味を比較することで、最終的にFUJI様のブランドに合ったカラーを選定するお手伝いができました。

Light lavender

Green tea

FUJI x ARRK のハグ

痒いところに手が届くARRKのワンストップサービス。デザイン提案、量産を見据えた設計・試作で、お客様へ様々な角度からご提案をさせていただき、FUJI様が描かれていた「在宅介護の現場で移動を楽にサポートするロボット= Hug L1」が完成したことは、両社にとって大きな前進となりました。

ARRKではお客様のご要望に丁寧に耳を傾けます。イメージスケッチから量産を見据えた試作まで、我々のサービス、特にカラー提案についてはご要望に応えることができ、イメージされていた製品を実現できたと伺い大変嬉しく思っております。今後とも、FUJI様と一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。

営業担当 T.S.

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