搬送ロボット特集:AGV・AMR

デザイン設計試作少量生産ロボティクス産業機器

ARRKではこれまで多くの搬送ロボットの開発に携わってまいりましたが、現在その実績の中で掲載許可が下りているものがありませんので、弊社が開発したオリジナルロボットをご紹介いたします。(画像をクリックして詳細ページをご覧ください)

any
ARRKオリジナルAMRのご紹介です。

STACKY
搬送ロボットの応用版「おもてなし」を感じさせる配膳ロボットです。

RAXii
搬送ロボットの進化版、新しさと親しみやすさを備えた手荷物搬送ロボットです。

搬送ロボット

  • 搬送ロボットは、物品や資材の自動搬送を行うためのロボットです。工場や倉庫、病院などで使用され、効率的で正確な物品の移動や運搬を担当します。
  • 搬送ロボットは、自律的に動作することができます。センサーやカメラなどの装置を使用して周囲の状況を認識し、障害物を回避しながら移動します。また、予め設定されたルートを辿ることも可能です。
  • 搬送ロボットは、人間の負担を軽減し、作業効率を向上させることができます。例えば、大量の荷物を運ぶ作業や、定期的な物品の補充など、単調で繰り返しの多い作業を担当することができます。
  • 搬送ロボットには、パレットやカートを移動させるAGV(自動誘導式搬送車)や、小型のアームを備えたAMR(自律型モバイルロボット)など、さまざまな種類があります。アークでは用途や環境に応じて、最適な搬送ロボットを開発することが可能です。

AGVとAMRの違い

       
AGV(自動誘導式搬送車)
Automated Guided Vehicle
AMR(自律型モバイルロボット)
Autonomous Mobile Robot
操作方法
予め設定されたルートを辿るため、固定的な作業エリア内での運用が一般的です。プログラムに基づいて自律的に動作します。
自己位置推定やマッピング技術を利用して、自律的に移動します。環境を認識し、障害物を回避することができます。柔軟な作業エリアでの運用が可能です。
ルート設定
予め設定された専用のガイドレールや磁気テープ、マーカーなどを基に、正確に動作します。
環境を認識し、自律的に最適なルートを選択します。ルート変更や環境の変化にも柔軟に対応することができます。
形状と用途
一般的には車輪を備えた台車のような形状をしており、パレットやコンテナの搬送など、比較的大型で重い物品の移動に適しています。
小型の移動台車やロボットアームを備えた形状をしており、より細かい作業や複雑なタスクに適しています。例えば、個別の製品のピッキングや組立作業など。
柔軟性
専用のガイドレールや磁気テープを敷き詰める必要があり、変更が困難です。より予測可能な環境での運用が適しています。
環境の変化やタスクの変更に柔軟に対応することができます。環境への適応性が高く、幅広い作業に使用することができます。
障害物回避能力
基本的に障害物を検知せず、ルート上に障害物があると停止する。
障害物を検知し、回避しながら移動が可能。
形状
車輪付き台車型が主流で、大型。
小型でロボットアームを備えたものもあり、よりコンパクト。
運用エリア
固定的な作業エリアに限定されることが多い。
柔軟な作業エリアでの運用が可能。
導入コスト
比較的低い。
高度な技術を必要とするため、AGVよりもコストが高い。

搬送ロボットの開発

搬送ロボットを開発するためには、以下の要素が必要です。

  1. ハードウェア
  2. 機械的な構造や部品、センサー、アクチュエータなど、ロボットの基本的なハードウェアを設計・開発する必要があります。これには、移動機構(車輪、足、アームなど)、エネルギー供給機構(バッテリー、充電システムなど)、センサー(距離センサー、カメラ、レーザースキャナーなど)、制御機構(マイクロコントローラー、モータードライバーなど)が含まれます。
  3. ソフトウェア
  4. ロボットの制御や運動計画、環境認識、障害物回避などのソフトウェア開発が必要です。これには、制御アルゴリズム、ロボットの自己位置推定、マッピング、パスプランニング、障害物検知・回避などが含まれます。また、通信プロトコルや制御インターフェースも設計する必要があります。
  5. ユーザーインターフェース
  6. ロボットの操作や監視を行うためのユーザーインターフェースも重要です。これには、タッチパネル、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)、リモート操作、監視・制御ソフトウェアなどが含まれます。
  7. 安全性
  8. ロボットの安全性は非常に重要です。人や他の機器との衝突を回避するセンサーや制御システム、緊急停止機能、安全ガードなどの安全対策が必要です。安全基準や法規制にも適合する必要があります。
  9. テストと評価
  10. ロボットの開発後は、テストと評価を行うことが重要です。ロボットの動作テストや性能評価、信頼性テスト、安全性試験などを行い、問題の特定や改善を行います。
  11. プロジェクト管理
  12. ロボット開発には、プロジェクト管理が必要です。目標設定、スケジュール管理、リソースの割り当て、チームのコミュニケーションなどを適切に管理することが重要です。
  13. ユースケースの定義
  14. ロボットがどのような用途や作業を行うのか、具体的なユースケースを定義する必要があります。例えば、物品の搬送、倉庫の在庫管理、製品の組み立てなど、特定の業務に特化した用途を明確にすることが重要です。
  15. ロボットの設計と開発
  16. ロボットの設計と開発には、エンジニアリングの知識が必要です。機械工学、電子工学、制御工学などの専門知識を活用し、ハードウェアとソフトウェアの開発を進めます。また、製造プロセスや品質管理も考慮する必要があります。
  17. データ管理と分析
  18. ロボットは多くのデータを生成し、それを適切に管理・分析することが重要です。センサーデータや動作ログ、運用データなどを収集し、効率改善や故障予知に活用します。
  19. ユーザートレーニングとサポート
  20. ロボットの使用者や運用チームのためのトレーニングとサポートが必要です。適切なトレーニングプログラムや教育資料を提供し、問題解決や疑問点に対して適切なサポートを提供します。

以上が、搬送ロボットを開発するために必要な主要な要素です。アークではプロジェクトの規模や目標に応じて、それぞれの要素を適切に計画・実行することが可能です。

搬送ロボットの製造

搬送ロボットの製造には、以下の要素が必要となります。

  1. 部品調達
  2. ロボット製造には、様々な部品が必要です。モーター、センサー、アクチュエータ、制御ユニット、フレーム、ホイールなど、ロボットの機能に合った適切な部品を調達します。
  3. 製造プロセス
  4. ロボットの製造プロセスには、部品の組み立て、配線、プログラムの書き込みなどが含まれます。組み立て作業を効率的に行うための工程管理や品質管理も重要です。
  5. テストと品質管理
  6. 製造したロボットは、テストと品質管理の過程を経て品質を確保する必要があります。動作テスト、信頼性テスト、安全性試験などを行い、ロボットの正常な動作と品質を確認します。

まずはお問い合わせください

自動搬送の未来をARRKと共に!
搬送ロボット(AGV・AMR)で業務効率を大幅に向上させませんか?アークでは、貴社のニーズに合わせた最適なソリューションを設計・提供いたします。

今すぐお問い合わせください!
効率化・コスト削減・作業負担軽減の実現に向けて、アークが全力でサポートします。  

製品開発に関するご相談はアークまで
お問い合わせはこちらから

お問い合わせ
お問い合わせ 資料ダウンロード