従来モデルは金属カバーでできており、介護施設やリハビリセンター向けに開発されていました。昨今における在宅介護の増加は社会課題となっているため、自宅でも介護をスムーズに行えるよう、従来モデルの「Hug」を一般家庭用に改良することになったそうです。自宅でも快適に使えるというコンセプトを掲げ、在宅介護に最適な新モデル「Hug L1」の開発が始まりました。
FUJI様のアイデアを実現するため、アークは次のようなチャレンジをしました。
– 従来モデルを活かしながらも、金属カバーを樹脂に換えて、在宅ケアに最適なデザインにする。
– FUJI様の考える生産工法、コストを実現するためにDFMによるデザインを行う。
FUJI様からご連絡をいただきARRKが提供したのは、実現したい商品の開発をワンストップでサポートする「パッケージソリューション」。デザイン段階では、お客様のご要望をじっくりと伺い、それに合わせたコンセプトデザインを提案しました。丸みを帯びたデザインや、直線的なデザインなど、様々なデザインを描き出し選択肢を提供することで、FUJI様のご要望に合ったデザインに近づけることができました。
Round ver.
Straight ver.
製品のイメージを明確にするため、3Dデータ、レンダリングを作成。このサービスによって、新たに作成する樹脂部品が問題なく「Hug L1」の本体と組み付けられるか、完成形がどのような見た目になるか、をお客様にご確認いただくことができました。
ミニマム化の要望に応え構造物に合わせたモデリング
また、ARRKのデザインチームは、カラー選定の段階においても、お客様へ選択肢を提供しております。フィニッシング(塗装や研磨)はアークの得意とするサービスのひとつでもあり、高評価をいただいている部分ですが、今回の「Hug L1」でもカラーバリエーションを豊富に用意させていただきました。全体的な色味を比較することで、最終的にFUJI様のブランドに合ったカラーを選定するお手伝いができました。
Light lavender
Green tea
痒いところに手が届くARRKのワンストップサービス。デザイン提案、量産を見据えた設計・試作で、お客様へ様々な角度からご提案をさせていただき、FUJI様が描かれていた「在宅介護の現場で移動を楽にサポートするロボット= Hug L1」が完成したことは、両社にとって大きな前進となりました。
ARRKではお客様のご要望に丁寧に耳を傾けます。イメージスケッチから量産を見据えた試作まで、我々のサービス、特にカラー提案についてはご要望に応えることができ、イメージされていた製品を実現できたと伺い大変嬉しく思っております。今後とも、FUJI様と一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。
営業担当 T.S.
製品開発に関するご相談はアークまで
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