試作品製造職(モデル設計)K.S 試作品製造職(モデル設計)K.S

Interview

勤務地:名古屋支社

試作品製造職(モデル設計)
K.S

試作品製造職(モデル設計)
の仕事内容

具体的な仕事内容.01

クラスA/モデル設計

➤主に3次元データを扱う部門  
【クラスA】
国内・海外の4輪・2輪メーカーから請け負っている、最終量産金型に使われる意匠面データ作成を担当していただきます。顧客デザイナーの想いを立体にして再現する事であなたの技術を表現してください。
【モデル設計】
昨今複雑化するデザインモデル。お客様が目指す姿を電子デバイスや可動機構満載で実現させます。あくまでもデザインは守りながらという制約の中であなたのアイデアを発揮させてください。

具体的な仕事内容.02

加工

➤主に切削加工をする部門
【MC】(3軸)
モデリングしたデータを基に切削する為のプログラムをしてカメラサイズのモデルや灯体レンズ等、小型・中型MCを使いアクリル、プラスチック、アルミ等を削ります。当社で一番の強みの部隊ともいえます。
【門型加工】(5軸)
小型・中型同様プログラムをしてクルマサイズのモデルを削れる大型切削加工機で合成木材、発砲スチロール、クレイ(粘土)等を削ります。

具体的な仕事内容.03

モックアップ

➤主にインテリア、エクステリアモデルの組立、面仕上げをする部門 
【ハード・クレイモデラー】
MC、門型で切削したクルマのインテリア部分を仕上げ、嵌合(かんごう)調整をしてデータを確認しながら組み立てる作業で組み上がるにつれ、形となる喜びを感じる事ができます。またエクステリアはクルマのハイライトやボディ面をお客様と共に考えながら造りこむ事もあり、時には苦労しながらもでき上がった時には、それ相当の達成感があじわえます。

具体的な仕事内容.04

表面処理

➤主に塗装をする部門
民生品のモデルやクルマのインテリア部品の塗装を、お客様のデザイン要望に合わせて色を調合、塗装をします。更に塗装した製品にシルクスクリーンで印刷をする事でより、本物の質感に仕上げます。また、クルマのエクステリアモデル塗装も量産と違い、機械が塗装するのでは無く人の手でクルマの形状に合わせて塗装をし、量産以上の仕上がりまで磨く作業を行うため世界に1台しかないスペシャル品を造ります。

具体的な仕事内容.05

表皮

➤主にインテリアの表皮貼り、表皮の縫製をする部門
【表皮全般】
クルマのインテリア、家電製品、介護製品等の表皮(革、ビニルシート等)貼りや縫製をしたりクルマのシートの表皮を被せる作業を型取りから裁断、縫製すべて人の手で作製する作業でデザインのみを評価する座れないシートの作製や、実際に座れるシートも作製する作業です。量産では不可能な形状も具現化する事ができ、喜びの一つです。

いろんな視点でみる、
ことから始めること

二つの思いの実現と仕事の領域の広さ

私は小さいころから「自動車」と「ものをつくること」が好きだったこともあり、学生時代は自動車の研究開発やものづくりを学んでいました。そんな背景から、仕事も自動車に関わりつつ、自分の“手”を使ってものを作りたいという二つの思いを実現することが可能な試作モデル製作の会社に興味を持っていました。
学校に求人が来ていたモデル製作の会社の中で「アーク」は、構想から形になるまで、さらに自動車だけでなく家電やアミューズメントと幅広い仕事ができるというのが魅力的でした。
また、ほとんどの大手試作メーカーが東日本が拠点であるのに対し、西日本のお客様の仕事にも対応できるように、西日本にも拠点を置いてあるのも魅力的でした。
それらが決めてでアークへの入社を決めました。

モーターショーでの展示は努力へのご褒美

仕事内容は、主に自動車のインテリアモデルの製作に携わっています。

インテリアモデルは、大きなパーツで言えばインパネやドア、シートなどが該当します。ただ表皮を巻くだけの案件もあれば、型の作製からミシンを使った縫製までを行い、でき上がったものを巻くものもあります。
他にも塗装など、表面処理前の製品の下地を作る仕上げ作業や、量産車を使った実車改造など様々な仕事をさせてもらうこともあります。

この仕事をしていて良かったことは、自分が型から起こして、縫製したものが巻かれたシートやインテリアパーツが、車両に取り付けられている状態を見ることができたときや、それがモーターショーなどの大きなイベントに出展されているのを見たときです。さらに、お客様から感謝の言葉をいただいたときには、これまでの大変な作業や努力が報われた思いになります。

ベストな選択をプラス思考で追求する

シート製作で重要なミシンのオペレーションは、0からのスタートでした。特に工業用のミシンは経験がなく、糸の通し方、ボビンの巻き方から教わりました。ミシンは使えば使うほど、上達することができます。今では私の強みの一つです。
型取りは、感覚作業の塊です。大まかな基準はありますが、シートの形状によって力のかけ方が異なります。
全ては経験値と確認力だと思います。型取りに失敗すると、最初からやり直しになります。ですが、そこがシートの面白いところだと私は思います。どこの型紙が良くなかったのか、形状を表現する限界なのか、どうしたらお客さまに納得して頂けるモデルができるのか、できる方法を模索していくためには、常にプラス思考でいることが大切だと思っています。

毎年感じるスキルの向上が明日への原動力

シートデザインモデルの一連の作業ができる様になったことです。
シートは、組立ができる仕様にするCAD作業に始まり、分割したCADデータをNCマシンで切削する機械加工、切削したパーツとCADデータとを確認しながら組み立てた後、表皮作業へと繋がります。
1年目はシートの基礎、2年目はシートの習得とCAD作業 、3年目はシートの習熟と機械加工、4年目からは一連の作業・技術を身につけています。確実にスキルが上がっていることを実感できるのも嬉しいです。
この業界ではまだまだ成長途中の1人です。不安になることもありますが、学べることも大きいので、チームの力になれる様、努力を惜しみません。そして、人に頼られる人材に成長することが目標です。

部署上長から応募者の方へ

ここ数年、時代の変化、環境の変化からモデル製作は「静」のモデルから「動」のモデルへと変わってきています。弊社は、その変化に対応するため、データから加工、塗装、電装と一連の流れに対する対応力を強みとし、お客様の困りごとや要望を具現化して行く事で新たな発見や技術の向上を追求しています。成長機会として、一つの仕事を極めるスペシャリスト又は部門をまたぎ複数の工程に対応可能なオールラウンダーといずれかのキャリアを積む機会があり、日々成長を実感頂くことができる環境です。

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