試作品製造職(電装)T.S 試作品製造職(電装)T.S

Interview

勤務地:東京本社

試作品製造職(電装)
T.S

試作品製造職(電装)
の仕事内容

具体的な仕事内容.01

要求ヒアリング・仕様決定

何が目的でどのように使うのかを念頭において、お客様からの様々な要望を実現するための要件や条件を決定していく作業になります。非規格品の一品生産が多くを占めますので、”案件毎に異なる最適な動作や制御”を正確に見極めて後工程で実現できるよう、5W(なぜ:目的、いつ:納期・工期、何を:最終製作物、誰が:担当・リーダー、どこで:ロケーション・物流)を明確にする大切な工程になります。

具体的な仕事内容.02

構想設計

お客様の要求をカタチにする為に、具体的な手段・方策を設計する必要があります。この段階でもお客様と直接会話する事も多く、検討した手法がお客様の想いに適合しているか?矛盾なく実現できるか?を擦り合わせていく事が多々あります。お客様の想いをくみ取り実現可能な方法を考慮し、カタチにする事は非常にやりがいがあります。

具体的な仕事内容.03

詳細設計

まずは、断面ベースで製品肉厚を付け、取付形状や隣の部品との合わせ方法を検討します。この時、金型成立性を考慮しながら進める事が重要です。この段階で周辺部品との整合を取る必要があります。
具体的にはクリアランス含めたスペースの確保、合せ方法、組立順序です。物によっては他部署と連携を取り合意する必要が出てきます。

具体的な仕事内容.04

実装、組み込み

設計した内容を基に実際にモノ作りを行う工程となります。基板へのハンダ付け、ハーネス制作、プログラミングを行い、筐体やモックアップに組み込んでいきます。展示品や操作パネルなどに組込みを行う場合は、動作や操作感はお客様にダイレクトに接する部分であり見栄えや美しさも求められる作業です。決してアークのロゴがつけられることもありませんが、アークの誇りを最後に載せて完成です。

想いを実現できる
仕事との出会い、
そして仲間への感謝

魅了された形の無い物を具現化する仕事

就職活動では、ものづくりをしている会社を希望し、デザインや設計関連の会社の選考を受けていましたが、自分の希望と完全に合致する会社は残念ながらありませんでした。心残りがあるまま就職するくらいなら大学院に進もうと思っていた矢先、偶然、研究室に弊社の方が来られたとの情報を聞いたのが弊社を知ったきっかけです。当時は、試作品業界についての知識が全く無かったので、試作品業界と弊社について調べたところ、自分の手で製品を作り上げていくことや、まだ世の中にはない製品を製作することにとても興味が湧き、形の無い物を具現化させる事が、自分のやりたいと思うものづくりの仕事であると気づき、選考を受け入社いたしました。

この案件はあなたにお願いしたい。お客様から得た信頼。

自動車や民生機器におけるデザインモデルの発光部の製作や制御、可動部品のモーターの制御、量産車の改造に伴う電装部品の取り付け及び配線作業等、デザインモデルや試作品において電気的な要素がある案件全般に関わっています。
この仕事をしていて一番嬉しいのは、やはりお客様に喜んでいただいたときです。入社二年目に担当した自動車のインテリア案件で、どうすれば綺麗にライティングを見せられるのか、お客様のイメージを表現するにはどのようにしたら良いかを考えて作り上げた製品が、他の試作会社の製品と比べても一番きれいにできているとの評価を受け、更にお客様から感謝の言葉をいただきました。その後も指名で発注を頂いたときはとても嬉しかったのを覚えています。

周りに支えられて今がある。

私は、もともと工業デザインを専攻しており、電子系の知識は深くありませんでした。卒業制作でライティングの為にマイコンを使用する必要があり、その為に少し勉強した程度なので、電装班に配属になった当初は、知識や技術的についていけるかとても不安になったのを覚えています。また、自動車に詳しいわけではなかったため、初めて聞く専門用語が多く、理解するまで時間がかかり、入社後、しばらくは苦労しました。
しかし、業務については先輩方が丁寧に教えてくださり、専門用語についても自分で調べて覚えたり、その場で先輩方に聞いたりなどして少しずつ理解をしていきました。他部署の先輩方でも、分からない事を質問すれば丁寧に教えていただけるので、苦労はありますが周りの方に非常に助けられて今も仕事が続けられていると感じています。

一人で担当することで初めて気づいた他部署との連携

入社後しばらくの間は、先輩に付いてサポートのような形での作業を行っていましたが、初めて案件の担当を任されて、事前の打ち合わせから完成までを一人で対応しました。具体的には、作業段取りを調整したり、きれいに光らせる為の部品構成について検討するなかで、半田付けや部品の組付けのように実際に手を動かす作業に至るまでには多くの課題があることに気付きました。それまでは先輩がやって下さっていましたが、作業以上に重要なことではないかと感じました。ほとんどの案件が自部署の作業だけでは完結せず、設計から加工、塗装までの工程と密接に絡んでくるので、スムーズにものづくりをする為には、他部署との連携がとても重要であり、自分がどう動けばスムーズなものづくりができるかを考えていくきっかけになりました。

部署上長から応募者の方へ

電装チームは、デザインモデル制作を行う組織に属しています。私たちは、お客様が考えているサービス・価値を製造物にすることで、お客様の企業活動をサポートをしています。規格化された要求は”忠実にモノとして再現”し、抽象的な要求は”具体的なカタチにする”ことが求められます。そのため「お客様の求めているモノ・コトを正確に抽出できるヒアリング能力」 と 「抽出した要求を実現するための技術」 を自発的に身に付け発揮していかなければなりません。日々主体的に業務推進していくことで、お客様とのやり取りでヒアリング能力が研ぎ澄まされ、電子技術や制御技術などの必要な実現手法が見えてきます。最初は何をすれば良いか分からなくても必ず、仲間がサポートしてくれます。このように「技術力」と「人間力」も併せて成長を実感できる業務でもあるのです。

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